5:銭っ子第5話:銭っ子WHATSMAN@まんが道。 イエー。調子は? 今日は、先日やっとの思いで購入した クラシック漫画を紹介させていただこう。 本来なら、「まんが道」のコーナーで紹介すべきだろうが、 携帯からのアクセスが結構多いってのと、 あまりにその漫画がクラシックすぎるのでここに挙げてみた。 銭っ子 / 絵:水島新司 原作:花登筐 (全5巻) 水島新司については、もう説明不要(@コッタ)だろう。 しいて言えば野球漫画の金字塔を打ち立てた「ドカベン」の作者。 ちなみに「ボッツ」という草野球チームに所属。 「おれは山田久志(@元阪急)にシンカーを習った」(@水島) などのパンチラインを、 ビートたけしのスポーツ大将にて、 イケシャーシャーとぶちかましていた。 まあ、そういうタイプ。 ひげをはやした汚いおっさん。 なお、息子はおぼっちゃま(@タケシ軍団)。 まあクソどうでもいいが。 (っていうか、水島の野球漫画は面白い。 万が一にもはずさない(@YURA)。 俺的には「大甲子園」が好き。 アブさんなんかは、TENJIN B-BOYにはたまらんはず。) そして、原作の花登筐(ハナトコバコ)。 正直なところ、おれはこの人を知らなかった。 先日、この漫画を実家で読んでいると、 「はあ~。花登筐かねえ。それ“あかんたれ”を書いた人よ」(@母) とのこと。 「あかんたれ」といえば、 朝日系で午前中にクソがつくほど再放送してた例の奴。 全く見る気がせんかった。 学校を休んだときなど、 「ええテレビないかのお」とチャンネルをひねって、 なんど「あかんたれ」にはち会ったことか。 クソくらい感じのイメージしかねえ。 実際にがっちりみたら、おもろいのかもしれんが、 学生時代の俺としては、全く見る気がせんかった。 たぶん、同世代の奴らは 俺の言っている意味がわかるはず。 また、母いわく 「辛抱モノが得意」らしい。 辛抱モノってすげえジャンルだな、俺も愕然。 その他の代表作としては 「番頭はんと丁稚どん」などがあるようだ。 「銭っ子」が連載された時期は、かなり昔。 1巻の初版発行を見ると、昭和47年3月となっている。 俺なんかも当然、生まれてない。 加齢臭がプンプンの先輩方は生まれていたとは思うが。 この漫画との出会いは、17歳の頃。高校二年。 中学時代からのマイメンMヤ(@犯行現場&アベベ)が 「スゲー漫画を見つけた。読んでくれ。」(@Mヤ) と、もって来たのがこの「銭っ子」だ。 Mヤも同じ高校の奴「Fルモト」に借りたらしい。 この“Fルモト”。俺的には、全く面識がない。 顔も見たことがないが、とにかくスゲー奴らしい。 趣味が漫画収集と筋肉トレーニング。 好きな歌手は「長渕剛」。ある程度は想像がつく。 これは全くの余談だが、このFルモトの長渕好き具合は度を越している。 ベストプレープロ野球(@初代ファミコン)をご存知だろうか。 チームの監督となって、試合を進めていくシミュレーションゲーム。 選手も自分で自由に作れるのだが、 このFルモトがつくった選手&チームがすごい。 チーム名:長渕 1番:とんぼ 2番:泣いてチンピラ 3番:スーパースター 4番:順子 5番:シャボン玉 ・ ・ など、すべての選手名が長渕の曲の名前。 「やった! とんぼがホームランを打ったっっ」(@Fルモト) などといって、喜んでいたらしい。 まじで、「なんかこいつはっっっ」ていうよりも、 「スゲーなこの人は」(@百万石の酒)といいたいくらいだ。 っていうか、おもしろいのか?ってまじでききたい。 話がそれすぎた。元に戻そう。 つまり銭っ子は、Fルモト→Mヤ→俺 と又貸しで、回ってきた。 とりあえず、読んでみた。 17歳の俺の感想としては 「スゲー漫画」 としか言いようがなかった。 あれから、12年。 どうしても手に入れたかった俺は ずっと探していたが、目にすることがなかった。 しかし、NNNがHPをつくる時代。 NETのおかげで相当便利なこのご時世。 YAHOOのオークションでついに発見。 もちろん、即買い。 そして先日やっと届いた。 読んだ。 「スゲー漫画」@俺 としか、やはり言いようがない。 簡単にだけ、内容を説明しよう。 大企業の重役の息子として、 何不自由なく育った少年「健」がこの漫画の主人公。 しかし、まさかの交通事故で両親をなくし、 莫大な財産は、クソ意地の悪い親戚たちに奪われてしまう。 妹と二人、寒空に放り出された健。 自分で金を稼ぐことを思い立つ。 何をして、金を稼ぐか。 そこで、健が目をつけた職業が 「乞食」 だった。 クソスゲーとしか言いようがない。 「乞食」が主人公の漫画。完全に想像の外側。 この時点でクラシック確定だ。 そして乞食の師匠として出会うのが、 この漫画のキーマン「銭神」。 プロの乞食。腕には「銭一途」の刺青がある。 銭神は、超一流のコジキであるため、 ベンツに乗って、コジキをする場所まで移動する。 銭神のライバルに「銭将軍」というのもいる。 「まじでなんなんか、この漫画はっっ」(@W心の声)だ。 健はこの銭神の下、一人前のコジキを目指す。 また健は銭神から、 「コジキ哲学」や「コジキの三段論法」などを習う。 ちなみにこの「コジキの三段論法」のひとつに、 「残飯とは残りの飯なり。飯はどこまでいっても飯にちがいはない」(@銭神) などがある。あと「コジキ標語」などもある。 また、よく晴れた朝のワンシーン。銭神のセリフを紹介しよう。 「おお~っ。なんとすがすがしい朝だ。 コジキびよりじゃのう。 さーて本日もはりきって頭をさげるか。 それには首の運動をしておかにゃ。 いちにぃさんしい あわれなコジキ ごぉろく どーぞおめぐみを」(@銭神) とコジキ体操をする。 コメントのしようがない。 とにかくすごい漫画だ。 扉絵からしてスゲー。 主人公「健」が空の100円玉を見ながら 「いちば~んぜ~にみ~つけたぁ~」 と、ぶちかましてくる。 上記のようなパンチラインがボコボコ。 特に前半はまじでスゲーぞ。 これ以上書くと、今後読む人に申し訳ないので、 この辺で止めておくが、とにかく読むしかない。 漫画喫茶などにいけば、 もしかしたらあるかもしれんから、 ぜひともハードチェックしていただきたい。 まじで読んでみてくれ。 っていうか、できれば買うべきだろう。 なぜなら(@マキュウ) 「漫画は手元において、やっと読んだといえる」(@9mm) ってことだ。 ではまた。 ジャンル別一覧
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